JCCI月報2025年3月号を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
日本では4月から新年度が始まり、人事異動に伴う家族の転勤など、生活環境が大きく変わる季節でもあります。
シンガポールでもこの時期に新たに赴任された方々が多くいらっしゃるかと思いますが、特にお子様の日本語教育について悩まれるご家庭も少なくないのではないでしょうか。今号の一つ目の寄稿では、シンガポールにおける日本語教育の視点から、グローバル人材の育成に向けた取り組みが紹介されています。多様な国籍や文化が共存するこの地は、まさにグローバル人材を育てるのに最適な環境であり、そうした中で次世代を担う子どもたちが日本語とどう向き合っていくかを考えるヒントを得られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もう一つのトピックでは、急成長する東南アジアの中古車市場が取り上げられています。最近ではGrabなどで中国製EV車に乗る機会も増え、中国ブランドの台頭を肌で感じるようになりました。一方で、中古車市場においては、日本車の信頼性や品質の高さが依然として強みであり、そこから日本企業にとっての新たなビジネスチャンスを探るヒントが見えてくるのではないかと感じています。
新しい環境での生活が始まった方も、引き続き当地でご活躍されている方も、この春、新たな一歩を踏み出す機会となりますよう願っております。
末筆ながら、ご執筆いただいた寄稿者の皆様、発刊にご尽力いただいた関係者の皆様、そして日頃よりご愛読いただいている読者の皆様に、心より御礼申し上げます。
(編集後記担当:HAKUHODO CONSULTING ASIA PACIFIC PTE LTD 吉田 芳弘)